
2012年9月8日(土)、成増アートギャラリーで、大学生による読み聞かせの活動グループ「読み聞かせ交流広場」による、イベント『来て見て、聞いて絆』がありました。
午後1時から、広瀬恒子さんの講演会『子どもと本をむずぶ~読み聞かせのすすめ~』がある!ということで、早速参加!!
とてもよいお話をうかがいましたので、簡単にレポートします。
今の子供たちは、他者からの評価をとても気にするけれど、
他者との関わり方について考えようとしない。。。
少子化で大人社会に子どもの世界も影響されている所以でしょうか…。
人と人との人間的なコミュニケーション力を豊かに育てることが、子どもにとって将来最も大切な力になります。
他者への共感、見えないモノ(コト)をよむ力、つながりをつくる「ことば」、そのことばから想像する力が育まれます。
デジタル化の社会では、ボタンひとつで、視覚によるイメージが提供され、映像によるリアリティーが追求されていますが、「ことば」だけからココロの中でイメージをふくらませる力が、なかなか育ちません。
子どもにとって、そのような力を育む力が『本』にはあります。
絵本は言葉とイメージを豊かに育ててくれる。
読み聞かせは、楽しみを『共に』分かち合う体験。
「読む」というより、「語りかける」ように・・・。
『読み聞かせ』が一般的ですが『読み語り』といったほうが適切かもしれません。
(「読み語り」・・・いい表現です! 今後使いたいと思います。)
~本の見かた、選び方~
・長年読み継がれてきた、古典、準古典的な絵本
・類書の読み比べ
(例:昔話・・・地域によって作者によってストーリー展開が異なる)
・プログラムづくりに関して
(応答型絵本、参加型絵本など)
・子どもの目線から
質疑応答コーナーで、おもいきって質問しました。
私:子どもは現在10歳、読み聞かせから、自分の読書を楽しむほうへシフトしてきていますが、「読み聞かせ」は、今後ともしたほうが良いのでしょうか?
広瀬先生:お子さんが読み聞かせをいやがっていなければ、読み聞かせをしてほしいといっているならば、ぜひ続けてください。読み聞かせは、単に本を読んであげることだけでなく、親子の時間と言うもっと付加価値の大きな時間だからです…。
な~るほど。
最近、読み聞かせ、とんとご無沙汰でした。
寝る前は、子どもが自分の好きな本を眠くなるまで読んでいる…という感じでしたから。
さっそく子どもに聞いてみました。
「本の読み聞かせ・・・してほしい?」
「そりゃ~もちろん!してほしいよ!」
そうですかぁ(笑
ということで、読み聞かせ、ふたたび!することにします。
せっかくなので、私が読みたい本を図書館でチョイスすることにします。
それにしても広瀬さんがテーマに合わせていろいろな本をご紹介くださいました。
絵本の奥深さ、楽しみ方が広がって、これからの「読み語り」が楽しみです。
本によって救われる・・・ということを経験している私にとって、
我が子にも本に親しみ、本によって人生の幅をひろげていってほしいな・・・
そう感じた講演会でした。
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