2月がもうすぐ終わりますが、新型コロナウイルスの件で街は本当に静かです。
このような状況になって仕事だけでなく教育機関なども急な対応を迫られ、右往左往している状況が続いています。
お子さんを持つ親御さんにとっては、感染の危険だけでなく、園や学校がお休みなったりしてご家庭での対応に困っている方も多いのではないでしょうか。
昨日、スーパーに出かけると、トイレットペーパーの棚が空っぽになっていました。マスクの棚はもうずっと空いたままなのは分かっていたのですが、なんとトイレットペーパーまで?!
社会不安が蔓延している時にスーパーに行くといろいろなことが見えてきます。
できるだけ「不安」を持たずに生きていきたい…と思っても、こんな世の中ならだれもが胸を痛めていることでしょう。
そんな不安が、トイレットペーパーの棚で表現されているように見えました。
今回の新型コロナウイルスの登場は、『見えないが確かに存在するもの』に対する不安です。感染による健康被害を恐れ、ここにはウイルスがあるだろうか?ないだろうか?感染しないか?発症しないか?・・・そういう不安です。
不安の先にあるのは、リスクが現実化したら…という想像です。
なってほしくないこと、おきてほしくないこと・・・が起きたら・・・という想像です。
逆の、
ならない、起きない、という想像は、こういうご時世の時はしづらいでしょう。
不安は(自分にとって良くないことが起きるかもしれない)という想像が引き起こすのですね。
実際に今、何も起きていないのなら、自分の自由に想像を膨らませることができるのに。
きっと生存欲求(生き残りたいと思うこと)のなせる業なのでしょう。
生き残りたいから、被害を受けないようになんとかしたい!という願いが、最悪のシナリオを想像させて、そのための対策を打とう!と思うのでしょう。
・・・そこからのトイレットペーパーです。
さて、そんなことをいってもきりがないので…話を変えます。
テレビをつければ、ラジオを聴けば、新聞を開けば、、、不安ばかりが募るニュースばかりです。
では不安の反対語は?
・・・
安心ですよね。
私の子供はもう高校生なのですが、いまだにスキンシップを求めます(笑)。
それはたぶん安心したいからなんでしょうね。
こんなご時世だから、大人の不安は子どもにうつり、みーんなどこかで不安を抱えています。
だからこそ、
子供をギューッとゆっくり抱きしめる。
子供とゆっくりなんでもない時間を過ごす。トランプでもいいし、しりとりでもいい。
子供は、初めてママと分離した経験(お預かりとか入園とか入学とか)の時に、ものすごーく不安を感じます。
そんな時に、お子さんだけでなく親御さんも実は不安を感じているんですよね。なんといってもお子さんが幼ければ幼いほど、一心同体のような感覚があるのですから。
だからこそ、今、ゆっくりとギューッとハグすること。
こんなシンプルなことなんですが、「安心」という魔法がかかります。
毎日、これをするだけで、お子さんの問題行動が無くなった…というママもいるくらいなんです。
お子さんに、あれこれ物事を教えたり、しつけをしなくちゃと思う前に、
ただただ、ギューッとゆっくりハグ。
お子さんが大きくなって恥ずかしがるようになったら肩もみとかでもいい、スキンシップをとって、お互いに「安心の魔法」をかけてみてはどうでしょう?
・・・なかには、「(心がざわついて)それが難しい・・・」というママもいらっしゃいます。その時は、その感情を否定しないでください。
そして、だれかにそんな気持ちを話せる場があればいいですよね。
・・・そのために、当会では4月から、ママサロン『ひなたぼっこ』をリニューアルします。
誰にも話せないようなことでも話せる場所、、です。
写真はお子さんが作ったお雛様の折り紙を吊るし雛にしたものです。
先日、焼き物で有名な益子に行ったときに見つけました。
カラフルで可愛らしい。
一つ一つ違ってかわいい。
一人ひとり違っていていいんです。