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ひとりごと  ·  19日 1月 2021

得ていたことの幸せを…

 

2021年になりました。

 

今年もよろしくお願いいたします!

 

 

 

昨年12月からスタートしましたACリプログラミングコースは、施設利用が可能なかぎり、感染防止対策をしながら継続する予定です。

 

 

 

年が改まると気持ちも新たに、前向きなエネルギーを感じられたりするかもしれませんね。

 

一方で2020年は、新型コロナウイルスという世界中で大きな変化があり、いまだ収束の兆しも見られず、2021年の年明けから感染拡大が深刻化し、ふたたび緊急事態宣言が出されているという状況です。

 

 

 

 

私の2020年は、コロナ禍だけでなく、大きな…本当に大きな出来事を経験しました。

 

それは、愛猫との別れです。

 

 

 

猛暑が少し落ち着いて秋の気配が感じられ始めたころ、我が家が初めて家族として迎えた猫が心臓疾患で亡くなりました。(年明け早々に暗い話でごめんなさい!)

 

予兆を見極めることが難しく、ある日突然、発症したら最後、ほぼ(いや、100%)助からないという病気でした。

 

我が家は一人っ子の娘しかいなかったので、猫(オス2匹)は、我が家の長男・次男でした。

 

 

 

深い悲しみとやるせない喪失感は私が生まれて初めて経験したものでした。心の整理がつかず、ふと気づけば涙が流れて、彼の最期のときを思い出すと胸が苦しくなります。(それは、今も…)

 

 

 

なぜ?どうして?

 

私にできることはなかったのか?

 

発症する前に病気のことを知ることはできなかったのか?

 

…などなど…いろいろなことを考えました。

 

 

 

 

 

私にとっては本当に深くて苦しいダメージでしたが、この事実自体を受け入れられず、周りの人に話すこともできませんでした。

 

話したことで、彼の死が現実のものになってしまいそうで…。

仕事やプライベートも忙しくなっていたので、悲嘆にくれている場合ではなかったのも事実です。日常生活はふだんと何も変わりのない日々を過ごしてきました。

バタバタッと時が流れていきました。

 

・・・

 

 

私は数年前、グリーフケアアドバイザーの勉強をしました。

 

喪失からの回復…。これは、人やペットだけではなく、物事に対する喪失もあったりします。年齢的にも人生経験的にも、得ることばかりではなく、失うことや手放していくことも増えていくであろうと思ったとき、私はグリーフケアについて学びたいと思ったのです。

 

この経験が少しだけ役に立ったように思います。

 

私は自分の心の動きを素直に感じ取ろうとしました。少しずつ変化する心の動き、身体の変化…。受容までのプロセスをしっかり味わいました。

その中で、私を救ってくれた言葉があります。

 

『愛別離苦』

 

 

もともとこの言葉は仏教の教えだそうです。

 

この言葉は「愛する人やものと離別する苦しみと辛さ」を表します。

 

 

 

とてつもない苦しみであり、悲しみを表現する言葉ですが、それは、その人が味わった愛情そのものでもあると思ったのです。

 

 

 

苦しければ苦しいほど、それと同じくらいの愛情があった。

 

悲しければ悲しいほど、それと同じくらいの楽しさや喜びがあった。

 

 

 

だから、悲しい。

 

だから、苦しい。

 

 

 

愛あってこそ感じられるのが愛別離苦だということです。

愛は悲しみでもあり、苦しみでもある…とうことです。

 

 

 

心を寄せていなければ、そこまで悲しくはないし苦しくもないはずです。

 

 

 

愛おしさ、喜び、楽しさ、多幸感…を与えてもらった。

 

だからこそ、いなくなれば、失えば…同じくらいの悲嘆を味わったのです。

 

 

 

そう思ったとき、

 

「あぁ、そりゃ、、、そうだわ」と腑に落ちました。

 

 

 

私は彼からたくさんの喜びと幸せを貰っていたのです。

 

 

 

『愛別離苦』は悲しみや苦しみを表現するだけでなく、同等の喜びや幸せを得ているという意味だったのだと知ったとき、

 

私は、深い悲しみから感謝の気持ちが生まれてきたことを感じました。

 

 

 

 

 

私たちの家族になってくれてありがとう(^^)

 

 

 

 

 

…2020年は、私には忘れられない年になりました。

 

 

 

 

 

 

 

私は彼の分身を常に身に着けて、毎日、遺影に向かって話しかけています。

 

 

 

そして、やってきた2021年。

 

年が改まってすぐに、ご縁あって我が家の三男坊を迎えることになりました。

 

長男猫が亡くなったときのエピソードも、そして、三男猫が我が家にやってきたときのことも、私にとって深い愛情と絆と縁を感じる物語があります。(長くなるので遠慮しますね(^^)

 

 

三男猫はとても懐っこく、愛らしく、やんちゃで元気です。私たち家族はふたたび笑顔をもらっています。

 

 

 

失う・・・ということは、得ていたのです。

 

得ていた・・・ということは、有難いことなのですね。

 

 

 

 

 

世の中が大きく変わりました。

 

私たちの(これまで)から失われたこと、奪われたことも多々あります。

 

人と気兼ねなく接する機会や、触れ合うことがNGになりました。

 

マスクを外して外出することができなくなりました。

 

 

 

自由に気兼ねなく人と会い、触れ合い、大きな声ではしゃいだり、大きな口を開けて笑ったり…できていたんですね、今まで。

 

 

 

失ってから気づく、得ていたこと。

 

そこに感謝をしつつ、常に変化を続けていく世の中と自分自身を信じて、変わることを前向きに受け入れながら、新しい世の中、新しい自分を味わっていこうと思います。

 

そして、ここで彼の死について書けたことで、私はひとつの節目を迎えたことを実感しています。

私は、この喪失感を受容しました。

経験して感じること。

喪失感の受容は「手放す」とは少し違います。

それは「心からの感謝」といったほうが近い感覚です。

 

ショーちゃん、ありがとね…。

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