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ココサポ・プログラム  ·  07日 6月 2021

自分自身を知りたければ

 2021年も間もなく折り返し地点を迎えます。

 先日、ふと空を見上げたら雲が夏バージョンになっていて驚きました。勢いのある積乱雲が陽の光を浴びて、まぶしく輝いていました。

 

 東京都では緊急事態宣言が延長されている最中ですが、会場が使用できるので思い切って6月からココサポ・プログラムを再開しました。

 今期は初受講の方が多いのですが、アシスタントも豊富にそろっているので安心感の中で進行しています。

 ここまで長く(もう10年近くなります)続けていると、その時々の参加メンバーによって、ワークやシェアの時の気づきや、場の流れが大きく異なることが分かります。そして、その違いは、参加者お一人お一人にとってかけがえのない大切な時間であり、仲間との気づきの共有であり、自分自身のためだけの気づきの機会にもなっているんです。

 『一期一会』という言葉の意味が、実感を伴って理解できる機会になっています。

 

 

 最近、私が思うことを少し。

 

 『友だち』について。

 

 『自分自身を知りたければ友だちを見ればよい』

 この言葉を初めて聞いたとき、「なるほど!!」といたく感心しました。

 

 私の座右の銘のひとつに『どんなに賢くても自分の背中を見ることはできない』という言葉があります。山本周五郎氏の作品『さぶ』に登場する言葉です。

 自分のことを自分で知ろうとしても実はそれは最も難しいことです。いや、実際には無理な話です。

 なぜなら、人は、一人ひとり自分のフィルター(物事を捉える際のオリジナルのレンズみたいなもの)を通してしか世界を捉えることができません。このフィルターは物理的なものではなく、人それぞれの思い込みや信念価値観のことです。自分が持っているものなのに、自由自在に取り外すことはできません。ましてや、その存在がどういったものであるかすら自分では分からないことだらけなのです。フィルターを通して周囲の世界を捉えている自分が、自身を正確に捉えることなど無理だと思うのです。

 先の『どんなに~』の言葉は、このことを簡潔に語られたものだと、私は思っています。

 

 だから、自分自身をとことん見つめたって限界がある、ということです。自分自身を知りたいと思っていろいろな学問を積み上げても、知り得ることなどはできず、知恵を追い求めるその過程に人は安心したいのだと思うのです。

 これ、もうすこし深くお話ししますと、、、古代ギリシャの哲学者、ソクラテスの『無知の知』に行きつくと思うのですが…ここでは長くなるので端折ります。

 何を言いたいのかと言うと、「分からない(知らない)ということが自覚できている」ことこそ知への一歩、だということです。逆に「分かった!」と思った瞬間に、知を取り込もうとするエネルギーはシャットダウンするということです。

 知らないから知りたい、知ろうと思って追い求める、、、が人間の一生なのではないでしょうか。

 自分を知りたいと思うこと自体は誰もが自然に抱くことですが、同時に、それは「不可能である」ということをまず前提に置いてしまったほうがラクだ、と私は思います。その前提の上で、知ろうとし続けるということが面白いのではないでしょうか?

 

 ですから、答えなどないわけです。答えを出そうとするのではなくて、答えを知りたいと解き続けようとする過程に、面白い発見がちりばめられているのだと思います。

 

 自分のことは「分からない」「知り得ない」から、周囲から教えてもらう。だから、自分とご縁のある人、物事、環境から教えてもらうということが一番手っ取り早い方法なのかな、と思うのです。

 

 ということでの 『自分自身を知りたければ友だちを見ればよい』です。自分を知りたければ、自分が心を寄せている人、心を開いている人、、、つまり友だちを見れば、結果として、彼らが自分のことを教えてくれるのではないか、と思うのです。家族・・・だと、ちょっと違います。なぜなら、友人は、自分自身が決めて付き合っている人間関係だからです。家族は、自分の意思に関係なく付き合い続けなければならない関係性だからです。

 

 友人、そして、友情関係の築きかたを、友人の視点でとらえるようにしてみると、結果として、自分自身のことがちょっとだけ客観的に見えてくるのではないか、と。(知り得ることは不可能ですが)

 

 気の置けない友人との時間は、本当に楽しく、ラクで、元気が出ます。

 

 なぜ、この人といると楽しいのか?

 なぜ、この人といるとラクなのか?

 なぜ、この人といると元気が出るのか?

 

 そんなことを考えていくと、お互いに寄りかかり合うというのではなく、お互いを信頼し尊敬しあっている関係の上に成り立っているんだなぁ…ということに気づきます。有難い存在。自分がこの場にこのご縁の中に生かされている感謝を抱かずにはいられません。友人を思う気持ちの中から、友人の言動に対する心の動きの中から、自分自身を知るヒントが隠されているような気がするのです。

 

 6月に再開したココサポ・ベーシックでは、相手の気持ちを知るスキルを学びました。講座中では、この相手をとくに「苦手な人」「関係をもっと良くしたい人」にしています。が、このスキルはどのような関係の人にも使えます。

 ですから、ときには信頼している友人との対話にこのスキルを活用しても面白いのでは?と思いました。

 忙しくしていると、(そして今はコロナ禍下にあるので)なかなか会うことがままならなかったりします。でも、このスキルで、大好きな友人と心を通わせてみる…というのも面白い。

 きっと、実際に会ったときのように、元気になって、、(もしかして相談なんかしちゃったら)いいアドバイスをもらえたりするかもしれません。

 

 ぜひ、学んだスキルを幅広く生かしていただければと思いました。

 

 

 

 

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