ここ数日は(珍しく、笑)更新頻度が上がってます。(特に理由はありません)
先日、友人宅でおしゃべりをしていて
「『よかった探し』のことをポリアンナ症候群ていわれているの知ってる?」
と言われて初めてポリアンナ症候群について知りました。
Wikiで調べるとこんなことが書かれていました。
「ほほう…」
ココサポ・プログラムでは、ベーシックに参加された皆さんに、ご家庭でお子さんに『よかった探し』をすることをお勧めしています。
その『よかった探し』とは、1日の終わり(夜寝る前など)に、(今日1日にあった「よかったこと」を挙げる)というものです。
よかったこと、つまり、ポジティブなことを意識して1日を終えることで、心穏やかに翌朝を迎えられますし、思い悩んでいたり不機嫌な日を過ごしていたとしても「ネガティブなことばかりじゃない」と気持ちを切り替えることができる、ということで、思考パターンの習慣づけとしてお勧めしています。
これと、『ポリアンナ症候群』はちょっと違うと思ったので、ここに書いておきたいと思いました。
ポリアンナ症候群は、ココサポ・プログラムで取り扱われるものの中の「リフレーミング」に近いのではないか、と私は以前からずっと思っていました。(リフレーミングについてもココサポ・プログラムで学びます)
リフレーミングを簡単に説明すると、『物事は捉え方次第でいかようにもなる』ということです。
私は、このリフレーミングについて初めて学んだ時から、ちょっとした違和感を感じていました。それが、『ポリアンナ症候群』で言われていることと同じような内容でした。
自分に不都合なこと、ネガティブな出来事を、見方を変えて(自分にとってプラスなこと)に変える方法です。
例えば、「机の上を片付けずごちゃごちゃにしていた」という事実があります。ある日、大事な書類を提出しなければならないことになりました。探しても探しても見当たりません。イライラの限界がやってきそうなところで、なんと、机の上に山積みになっていたものの中に、その書類を見つけます。
本来は、整理整頓できていたらすんなり見つけられる…ものです。が、「置きっぱなしにしていたから書類があったんだ。なくさずに済んだんだ」と、ポジティブに捉えなおしてしまう、ということです。
こうしたリフレーミングについて、私もずーっと「本来、改善したい点があるにもかかわらず、それらに向き合わず、自分の都合よく解釈する思考は、果たして本当に有効なものか」と疑問を持っていました。(ずっと前、ココサポ・プログラムのシェアの時話した覚えがあります)
でも、私はもともとすぐに反省し自分を責める、自分に問題があると考える癖があったので、そうした私の考え方が疑問となったのかな、と思っていました。ところが、この疑問に『ポリアンナ症候群』という名がつけられてり、私が抱いていた疑問について同じような見解があるということを知りました。
世の中はポジティブが推奨されがちですが、「反省癖はそんなに悪くない」…のかもしれない、と、ちょっとだけホッとしました。
実は、私にとって反省癖は結果として自分を助けることにつながったことが多いです。反省から改善点を見出し、「つぎはこうしてみよう」と次への姿勢が明確になりました。これを積み上げていくと、結果としてスキルアップになっていったと思うのです。
つまり、反省癖は悪くない。というのが私の個人的見解です。
しなくていいのは、反省から先の罪悪感ではないでしょうか?
確かに、誰かに迷惑をかけたときは罪悪感が生まれやすいです。でも、そうしたときは誠意をもって謝ればいい。
リフレーミングについては今後も学びながら考えを深めていこうと思います。これが果たしてどのような思考パターンを身につけることになるか、問題はないか、リフレーミングが適切でないときがあるか…など。
そして、ココサポ・プログラムでお勧めしている『よかった探し』はポリアンナ症候群になる思考ではありません。
日々の出来事の中で、「良かったこと」を見出す視点を持つトレーニングです。
…ということで、今日のわたしの「良かったこと」を3つ。
・「おいしそう~」だと思って買ったパンが、ホントにおいしかったこと。
・お天気が良くて、家族全員のシーツを洗ってカラッカラに乾かせたこと。
・友だちに渡したいプレゼントを慌てて昨日注文しにもかかわらず、今日届いて、明日会うときに渡せること。
これで気づいたのは、なんでもない日常が「ありがたい」と思えることです。
1日を無事に、ふつうに過ごせることに感謝できて「幸せだなぁ…」と思います。そんな1日を積み重ねていきたいです。