こんにちは。
学ぼう会のおかもとです。
2022年に入ってからココサポ・プログラムのアシスタントのaiさんが当サイトの更新を担当しています。
このブログから子育て真っ最中のaiさんのお話もお届けできると思います。
私としては、ココサポ・プログラムの運営とサイト管理をサポートしてくれる人ができたことでとても心強く思っています(感謝★)
さて、
『お母さん』を学ぼう会の活動を始めてからまる10年が過ぎ、
我が子はどうにかこの4月から大学生になる予定ですので、
私としては、『お母さん』をちょっとだけ卒業したつもりでいます。
生涯、我が子にとって私はお母さんであることは変わらないのですが、母親と言う役割を考えたとき、その大半は終了した気分でいます。
長距離マラソンには、ペースメーカーと言う役目を持つ人がいるそうです。
先頭集団を牽引して、全体のペースを早くなりすぎず遅くなりすぎないようにコントロールし、風よけにもなり、選手たちの安定した走りを支えます。
ペースメーカーは、その役割を果たすことが仕事ですから、どんなに速く走れようとも快走できようとも、あくまでも「選手のため」にある存在です。
この存在を知って、私はなんとなく子育てに重ねてしまいました。
子どもの人生はあくまでも子どものものです。
マラソンでいえば、スタート時を誕生だとすると、しばらくはペースメーカー(親)の走りを頼りにします。でも、中盤を迎えるころには、ペースメーカーは役目を終え選手の力に委ねます。
「さあ、行ってらっしゃい!」
という気持ちでその手を放す、、、という感じでしょうか(笑)。
あとは、子どもが自分のやり方で自分の人生を走っていくはずです。
途中で転んだり、ケガをすることがあるかもしれません。
救護が必要なとき、SOSを求めてきたときはサポートをすると思いますが、そうならない限りは本人の生き方を尊重して、ただ見守っていこうと思います。
…見守る…はちょっとしっくりきません。特に見ていくつもりはないので、「信じて」いこうと思います。
先週から急に暖かくなり、桜のつぼみが急にふくらみました。
「あたたかさ」から草花が成長する…ということは人間も同じ。
「あたたかさ」を持ちながら子どもと接していれば、特に難しいことはせずとも、彼らは自ら成長しようとする力で伸びていきます。
子育ての卒業証書を手にしたつもりで、これからは、私自身の人生を中心に考えていける(時間とエネルギーが増える)と思うと、楽しみで仕方ありません。
逆に言えば、証書を手にするこの日まで、ずーっと自分が我が子の「お母さん」でありたいと試行錯誤していた日々だったと思います。
やり切った感があるから、サクッと卒業できるのかも(笑)。
卒業すると、我が子の幼い頃がとても愛おしく思います。
あんなに大変だったのに。
過ぎてしまえば、ぜんぶ自分を成長させてくれるための時間でした。
これからの私は子育て卒業者(OBとか?笑)として、子育て真っ最中のママたちのお役に立てることをこの会の活動を通して考えていきたいと思います。