こんにちは。学ぼう会のおかもとです。
今年、子供がハタチになり、私の子育てはいったんの終了を迎えます。
過ぎてしまえば早いもの。
我が子が幼いころは「(成長すれば私は今よりウンとラクになるから)早く大きくなってくれないかなぁ」と願ったものです。
私は、子供のころ「早く大人になりたいなぁ」と思っていました。
大人になれば「あれやれ、これやれ」と大人からイチイチ文句を言われないし、自分で自分の好きなことができるし…何よりも、夜遅くまでテレビを観て何時まででも起きていられるのになぁ…とも思ったものです。
ところが、成長すればするほど自分が背負う荷物は重くなっていきました。進学、就職、独立…結婚すれば、家族が増え、親としての責任も生まれて…。
幼いころは、そんな荷物があるなんて知りませんでした。
自分が親になると、なぜか子供だったころの自分を忘れます。
親としての願い、親の希望を子供に向けようとしてしまいます。
親は「子供のため」と信じて疑いません。
…が、実はそれは「親が自分の欲求を満たすため」であることが多々あります。
その事実を知る機会は、自分の視点をいったん外に置くことがなければありません。
『その事実を知る機会』を得るために、私たちはお母さんのための学びの機会を作っています。
『学ぶ』というと堅苦しいし一方通行的な感じがします。『自分を知る機会』のほうがしっくりきます。
私がココサポ・プログラムに出合って10年以上が経ちました。
毎回、目からウロコの出来事の連続でした。自分のことを知るだけなのに…目からウロコです。
自分ことが一番分からないものなのでしょう。
この機会は必ずお母さんたちを助けるはず。そして、その先にいる子供たちを救うはず…。そう思いながら、会の活動を続けてきました。
子育て卒業を迎えて思うのは、
「子供のことを思い過ぎない」こと。
親としての心配は、過ぎると親の要求の押し付けに変わります。
押し付けは愛情ではありません。
私たち母親は、子供への愛情はすでに実感済みです。
この世に生まれてきた瞬間。我が子を初めて抱いた時…。その時に感じたものが子供への愛情です。
そこにいるだけで愛しい。シンプルなものなのでしょう。
私は子供に対して、手を出したい、口を出したい、聞き出したい、モノ申したい…。
そう思ったとき、我が子を初めて抱いた瞬間を思い出すようにしていました。
シンプルな愛情を自分の中に満たすことで、自分の要求をグッと堪えました。
ただ見守ること、信じること…、そして、子供からのアクションを待つこと…。はじめはとてもエネルギーの要ることですが、しだいに慣れます。
慣れてしまうと、それが当たり前になります。
もし、親と子をチェンジできる魔法があれば、
これから自分が子供に対して起こそうとするアクションを、自分自身が子供になって頭の中でいったんシミュレーションしてみたら…。
どんなふうに思うでしょう。何を感じるでしょう。
そんな自問自答は、自分の視点をいったん外に置くことができたときにしかできません。
自分を知ろうとすることが、結果としてこの世界を知ることになるのではないかと思います。
なぜなら、自分からの視点で世の中を見ているから…。
だから、視点をいちど外に置いてみるという作業が、目からウロコなのです。
ココサポ・プログラムで、この体験をしてみませんか?
8月20日から、ココサポ・プログラムベーシックコースがスタートします。