こんにちは。
学ぼう会のおかもとです。
1日ごとに陽の光がエネルギーを増して、新緑がどんどん濃くなっていく様子が見られます。
お日様の力って凄いなぁ…と感心しながら過ごしています。
以前、どこかの記事で書いた記憶があるのですが、
童話『北風と太陽』は、北風と太陽が旅人の服をどちらが先に脱がすことができるかを競い、勝ったのは太陽という物語ですよね。
心の衣を脱ぎ、まるごとの自分でいられるには、やはり太陽なのではないかなと、春の日差しを感じながら思います。
私は子どものころ、ポカポカ穏やかで優しい日なたをあまり知らずに育ちました。
どちからといえば冷たい風の中で、ガマンが大事、厳しい中から強さが身に付くという価値観の下で育ったのです。
そうなると、私は自分の身を護るためにどんどん服を重ね着して、胸元のボタンをしっかり閉め、凍えそうな心を必死で温めようとしました。親にはとにかく心配もさせず手間もかけさせず、自分のことはできるけ知らせずに、ただ早く大人に成りたいと思いながら過ごしました。
成人して社会に出ると、『世の中は北風が吹いている』という思い込みの中で自分の身を守ることに必死で、常に周りの人の様子を観察し、「こうふるまえば風は鎮まる」ということばかりにエネルギーを使いました。
おかげで、なかなかの処世術は身に付いたかもしれませんが、私は自分の魂の声に全く耳を貸さず、心の奥の奥に閉じ込めて、周囲のニーズに応える「これがワタシ」だと思い込んでいました。
…それから何十年も経ち、ココサポ・プログラムに出合い、長い間身に纏っていた護りの衣を少しずつ脱ぎ捨て、ようやく、私の核となるものが見えてきました。
それまでの過程が長かったぶん、節目に出合う自身の大きな変化に「これが本来の私」だと確信し、いろんなことを目指して行動するのですが、数多く重ね着していたらしく、ある程度までいくと「あれ?これ(目指していたこと)は違うかも…」という感覚をおぼえました。
その繰り返し、繰り返しの作業…。が、私が当会の活動を始めて今に至る年月(10年以上)だったかなと、振り返ると思います。
私の核…うまく表現できないので「魂」ということにします。
この、自分の魂を、心の奥の奥から救い出し、その声に耳を傾けるようになると、重い衣を纏っていたころとは全く違う言葉が聞こえてきます。
驚きや戸惑いの連続…ですが、ひとつひとつ丁寧に聞くように心がけました。
気づけばいま、何の迷いもない、自由で伸び伸びとラクに生きていられる自分がいます。
自分が何をしたいのかがはっきりしているし、何が必要で何が不要なのかも瞬間に分かります。
取り巻く環境は以前と全く変わらないのに別世界にいるよう。ストレスは全くなく、なんとなく何事もスルスル~ッとうまく流れる。
あぁ、こういうことなのかな…。
北風の中で育ったことは不運も不憫でもありません。それも私という人物の軌跡です。そこから、いろいろな経験をしながら自分と向き合い変化を楽しむ・・・こと自体が、今回の私の人生なのだろうと思います。
自分はどれだけの衣を纏っているのかなんて自覚はできません。でも、脱ぎ捨てて身軽になると、「あぁ、こんなにも着ていたのかぁ」ということに気づきます。
そんな、自分に向き合う最初の一歩。ココサポ・プログラムのプレ講座でもある、
『ココロのおかたづけ術講座』
を2023年6月10日に開催します。
どなたでも参加できます。
ココサポ・プログラムに興味があるという方
なんとなーく感じるモヤモヤやイライラをどうにかしたいという方
忙しい毎日の中で、自分自身に丁寧に向き合う時間が欲しい方
などなど…。
動機は何でもかまいません。
行動することで何かが変わるチャンスを、ぜひ体験してみてください。
写真は、先日旅行に出かけた際に飛行機の窓から撮った瀬戸内海の島々です。
空から見ると、私たちの存在って本当にちっぽけ。
肉眼では見えません。
世の中は自分中心に、自分が視ている世界が全てだとうっかり勘違いして生きてしまい、自分の中の信念価値観に縛られ苦しんでしまいがちです。でも、目の前にある花、木、街…は、上空から見たらどうでしょう。
ときには、ちょっと空に舞い上がって、自身を俯瞰して見る機会としても『ココロのおかたづけ術講座』はおススメです♪
お待ちしています(^^)